普段の授業の中で感じることが2つあります。
一つは「計算力が弱い」こと。
もう一つは「問題を最後まで解き切れていない」ことです。
計算力については、36÷6などの簡単な計算が暗算ですぐ出てこないことや分数・小数の計算が特に弱いことが目立ちます。
問題を最後まで解き切れていないことについては、文章問題において、何を答えればいいのかをしっかりと把握し、正しい答えを導き出していないのが目立ちます。これは国語力に関係する部分もあると思いますけれど、算数用語を理解し、しっかりと問題を読む癖をつけることが大切です。
そこで、ご家庭でも注意して取り組んでいただきたいことを受験算数と教科書算数に分けてお伝えします。
受験算数
1.計算マスターで確固たる計算力をつけよう
1日3題、毎日計算マスターを解いていると思います。1日の制限時間は5分です。5分以内に解き、間違えた問題は□にチェックをしましょう。次に、チェックした問題をもう一度解きましょう。最終目標は、正答率100%です。
2.図形問題に強くなろう
ここでの図形問題とは,線分の長さ(比),面積(比),体積(比)に関する計算のことです。図形問題は、問題文からわかる情報を図に書き、単位に気をつけて式を作りましょう。計算はできるだけ工夫し、簡単に計算しましょう。
3.文章題の状況を的確に図示する訓練をしましょう。
まずは問題を読んで、言われていることをそのまま図に表してみます。次に単位に気を付け、自分が書いた図から式を作り、答えを導き出してみましょう。
教科書算数
1.計算力をつけよう
過去に習った計算問題は、現時点で理解していないといけません。そこで、授業の中でわかった弱点分野を宿題として個々に課しています。毎回の宿題を直前に一気にやるのではなく、毎日コツコツやりましょう。また、授業で話している計算の工夫を実際にやってみましょう。計算の工夫はノートをしっかりと見て下さい。
2.文章問題を最後まで解く努力をしてみよう
まず問題文を読んで、何を答えればいいかをしっかりとチェックしましょう。次に、式を作るために、具体的な数字を使って例を作ってみたり、図を書いてみたりして式を作ります。その時に単位に気をつけましょう。例や図をどのように書けばいいのかはノートをしっかりと見て下さい。
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